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2009年11月

2009-11-30

ドバイショック

連日の円高、株安騒動をメディアは大きく取り上げている。

事の発端は「ドバイの破綻」、ニュースソース的に言えば「ドバイショック」から波及した円キャリートレードである。

私的目線だとサブプライムローン問題から生じた金融危機において、不動産主導で経済移行していたドバイにおいてこの危機が起こリ得ることは予測の範疇であったのでたいした驚きはない。

世界規模で不動産投資が進んでいたドバイ。ショックによって引き起こされた被害総額は計り知れない。

今回の円高は意味ブームに乗り遅れていた(まず不動産投資の基本概念が薄い)日本に大きな被害がなく世界中の投資家がとりあえずのストックに円を選び円の独歩高になったという図式である。

いつまで続くのか?ドバイショックの根深さがどれほどなのかが問題である。

欧州系の銀行がドバイ政府持ち株会社から5兆円引き上げるという数字がとりあえず表面に出てきている。

根は深く枝分かれし複雑に絡み合っていて抜こうとしても抜けず、潤沢の水(金)によって維持されていた枝葉(不動産)は最早枯れているのではないか?

とりあえず日本にとって眼前の問題は円高である輸出大国である日本にとってはかなり頭の痛い話である。

トヨタショック後、輸出関連企業は大幅に想定レートを下げ、TOYOTAの現在の対ドル想定レートが90円HONDAが85円しかし、予想を超えてきた円高に企業は打つ手を必死に模索し毎日の為替の変動に右往左往している。
それに反応して株価も値を下げ続けている。

政府も予算の見直しを検討する旨を発表し国単位としても危機感を感じている。

また、輸入関連企業は主に食品系はコスト安から価格競争に乗り出しデフレを引き起こす様相である。

これから、世界はどう変動していくのか?

先行きは見えない。

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アフリカは?

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2009-11-12

毎朝、コンビニに寄ってコーヒーとタバコを買って出社する。

私はヘビースモーカーでコーヒードランカー。

双方が手元に無いと何も手がつけられない。

たとえば、アフリカへ出張となるとフライト時間がトランジットを抜いて15時間を越える。

タバコが吸いたい衝動で非常に落ち着きがなくなる。

コーヒーはいくらでも頼めば飲めるが、私にとってコーヒーとタバコはご飯と梅干、うなぎに山椒くらい相性が良く、頼んだが最期タバコへの衝動が抑えきれなくなる。

機内のモニターで映画を見てもスピーカーで音楽を聞いててもなんだか口寂しさが先行してしまって何も頭に入ってこない。

どうするかというと、ひたすら寝ることを心がけている。

おかげで、飛行機の席に着くとパブロフの犬のように一瞬で眠りにつく習性が身についた。

アフリカではどのようなスモーキングライフを過ごしていたかというと、「キオスク」で買って吸っていた。

日本で言う駅にあるキオスクとは違い、普通の路上にある一定の距離を保って独立して立っている小さなコンビニみたいなものを指す。

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そこでは、タバコの銘柄を選び「1プリーズ」というと1箱ではなく1本出てくる。

確かにそうだ、平均月収が個人あたり1万円を切る向こうの人々の感覚からすればタバコが大体一箱70円。

高級品である。

ばら売りするのも当然である。

戦前、戦後の日本の煙草屋さんもそうだったこと思い起こさせる。

コーヒーも同じである。コーヒーの世界的な名産地キリマンジャロの麓の国でありながらコーヒーのスタンダードは
アフリカフェというインスタントコーヒー。

これがなかなか絶品で毎朝といっていいほど滞在中飲んでいた。

しかし、上質な豆はすべてヨーロッパ、日本などの海外へ輸出してしまうそうだ。

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私事だが、鳩山さんのタバコ税の引き上げ検討にそわそわしている。

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2009-11-05

去年の今日

去年の今頃、私はケニアにいた。

突き抜けるように青い空と綿あめのような大きな雲。

ジャカランダが咲き乱れていた。

サブプライムローンが引き金でリーマンショックが引き起こされて、日本では連鎖的に急激なドル安が引き金にトヨタショックが起きていた。

現在のアメリカ発信による連鎖的金融危機に世界が飲み込まれていく淵にいた。

ちょうど去年の11月4日、デパートでコーヒーを飲んでいたら、急にデパートが午後から閉店すると言いだした。

店員に「なぜ?」と問うたら、「オバマが大統領になったの」と誇らしげに言った。

先にノーベル平和賞を受賞したバラク・オバマ氏が大統領就任が決定したのだ。出生のルーツであるケニア全土がお祝いムード一色に染まり社会の動きがピタッと止まった。

デパートからゲストハウスへ帰る途中、煙草を買おうとキオスクに寄ると顔見知りになっていたおじさんが店を閉めようとしていた。「オバマ?」と聞くと

親指を立てて嬉しそうに「YES!!」と答えた。

黒人初のアメリカ大統領。これはほぼ全土が植民地化されていた、歴史を持ち各地に奴隷貿易の拠点があったアフリカにとってはこれと言ってないニュースなのだったのだろう。

そして、今彼はアフリカの人々にどう映っているのであろうか?

個人の私見だが彼はニュートラルな視点の持ち主で偏った政治はしないと思うがアフリカの期待にこたえる舵取りを私も期待している。

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2009-11-02

わすれもの

子供の言葉はとてもきれいだと思う。

今日、3歳の従姉の子と病院の敷地内にある彩々に染まった紅葉した樹々に囲まれた庭の中で遊んだ。

紅葉を見て、「夕焼けの葉っぱだ!」と形容していていた。

なんてきれいな言葉を紡ぐのだろうと感心した。

それから、ひと時が過ぎ

「きれいなもの見たからママに教えてあげるの。」

庭に敷き詰められた落ち葉の絨毯の上で葉を一葉手に取りそう呟いた。

確かに、私もとても綺麗だと感じ、気持ちが良かったがその心持を大切なひとに伝えようという思いは浮かびあがらなかった。

私の人生、まだ短い時間ではあるが大切なものを忘れてしまったと感じた。

それを「擦れた」と言うならばそうなのかもしれない。

子供は情報を享受し伝達し成長していく。

しかし、現代社会は情報、通信のインフラの過度の成長により情報過多、伝達は過度の合理化が進んでいる。

子供はありとあらゆる情報を嫌でも受け取らなければなくなっていて、その反面、伝達は過度に合理化し、そこに「なにかたいせつなもの」が削られてしまっている。

それを、「進化」と呼べば片付くのかもしれないがさもしい気持がする。

その点、情報、通信のインフラの整備が進んでいないアフリカの人々はとても日本人の私からすると非合理だがどこか暖かい。

トラブルは人と人とが面と向かい話し合い。愛情も言葉と体で精一杯表現しあう。

日本人が忘れてしまったものを彼らは持っている。

彼らを知ることで削られた何かを埋めることができるかもしれない。

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